工程紹介

平面研削

平面研削

平面研削工程(SG)には現在、10名のスタッフが在籍しています。
技能検定の資格取得にも励んでおり、今現在の資格取得者は特級1名、1級2名、2級1名です。
超硬やスチール、セラミック等多くの材質を加工することが出来ますが、スチールの加工は砥石成形で細溝0.1mmの溝加工や角立てもR0.02以下で加工します。
また、NCを駆使し砥石の片側には R、もう片方には角度をつけRとテーパの同時加工を可能にしています。

光学式倣研削

光学式倣研削加工(PG)を行うこの工程は、現在5名在籍しています。
加工機は全部で5台で、PG円筒も可能です。
過去には一辺が0.3mmの正四面体を作成、極細ピン(φ0.02)、超硬ボール、偏心丸形状品等多岐にわたり、 R形状では凸R0.01 ~、凹R0.02~加工出来ます。
加工可能な製品の大きさですが、基本的には φ1 ~φ78 です。製品によっては φ1 以下や最大でφ100 まで加工出来ますので、ご相談下さい。

光学式倣研削

円筒研削

円筒研削

弊社では小型~中型までの円筒研削盤を完備しています。
加工径は φ2 ~φ200 まで加工可能で、超硬・スチール・ステンレス・銅・タングステン・モリブデン等様々な材質を加工することが出来ます。
寸法精度は1μ以内の精度管理が可能で、高硬度材であれば Ry0.1μの鏡面加工も行っております。

ワイヤー放電加工

今現在9台のワイヤー放電加工機を使用し、あらゆる材質の実績があります。
使用するワイヤー線径はφ0.05~φ0.2で、油仕上げの加工機を複数台所有していますので面粗度にも自信があります。
上下異形状のものを加工することも可能ですので、お困りの方は問い合わせください。
展示会やホームページでサンプル品を公開しますので、是非ご覧下さい。

ワイヤー放電加工

ジグ研削

ジグ研削

高精度の穴加工を得意とする冶具研削盤ですが、現在は2台保有しています。
テーブルサイズは 600×400でC軸補正加工(輪郭加工)が可能です。
また、ホーニングの機械もありますので超精密仕上げができ、メッシュの細かい砥石で加工することにより、鏡面加工も可能となっています。

放電加工

放電加工の工程では、穴加工・タップ・型彫りを行っています。
複雑な形状の製品が多い中、 3次元CADを上手く活用しマシニングなどで電極を作製して使用しているので現在のニーズに合った高難易度の加工をすることが出来ます。
過去には材質は超硬でコー ナR0.01以下という図面指示がありましたが、R0.008で仕上げています。スチー ルであればコーナーR0.005以下の実績がありますので微細加工もご相談ください。
また細穴加工機はφ0.05の穴加工実績があり、活躍の場を広げています。
2016年5月にはS0.3相当のタップ立てに成功しており、実際に使用した電極は展示会にて展示しています。

放電型彫りの技能検定で1級と2級に一名ずつ合格しました。

放電加工

マシニングセンタ

マシニングセンタ

現在使用している機械は V33i(牧野)、MC430L(ソディック)を主に使用しています。
電極の作成や直彫りをメインの仕事としていますが、タングステン製品の穴の内径を面粗度Ra0.8で仕上げることや、肉厚の薄い製品(片側 1.5 、底面 0.3 )の加工実績もあります。

手加工

製品の仕上げを手作業で行う工程です。鏡面加工や面取りを自分の感覚と技術で行うまさに職人技と呼べるものが多くあります。

ベテランと新入社員の3人体制で加工しています。

手加工

品質管理

品質管理

最終工程である品質管理部門は、顕微鏡や三次元測定機面粗度計などを駆使して製品加工部の最終チェックを行います。三次元測定機UMAPの先端にはφ0.03の極小測定子を装着しており、微細形状にも対応できます。


また、弊社は円筒加工も行っていますので真円度を要求されることがあります。
その時はRoundtest RA-2100(ミツトヨ)を使用します。
測定圧がほとんど無いので、傷をつけることなく真円度測定の他にも平面・直角行同軸芯が可能です。
レーザーマーカーによる刻印も行っております。硬い材質のセラミックや超合金等にも文字を入れることが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。